おまとめローン
おまとめローンとは多重債務者が複数の金融機関からの借入金を新たな大口の借入金で一括返済し返済先をひとつの金融機関にまとめることを一本化といいますが、この一本化のための貸し付け商品を、このように呼ぶことがあります。
おまとめローンとしては借入可能枠が大きいこと金利が比較的低いことが必要です。
借入枠が小さくては一本化はできないですし、金利が高ければ、返済負担が増してしまうので一本化の意味がありません。
一部の銀行では、おまとめローンを看板商品にしています。
従来なら消費者金融などに、しかも複数の借り入れがあるとすれば、銀行の顧客となることは考えられなかったのですが、一部の多重債務者は高収入があり返済能力が高いことから銀行にとっても良い顧客になれる場合があるのです。
複数の消費者金融が融資を実行する場合それなりの収入があることが多いのです。
また、多重債務者となる場合、長期に渡って高金利の返済をしている場合あるので、多少金利負担を小さくしたり、返済を繰り延べたりするだけで優良債務者になれる場合があるのです。
銀行は超長期の低金利の融資を行うことが多いので、住宅ローンに比べれば短期で高金利設定が可能なおまとめローンは利益の大きい商品ともいえるので。
おまとめローンと名乗る商品は消費者金融や商工ローンからも提供されています。
しかし、そうしたおまとめローンの多くは、しっかりグレーゾーン金利なので、どうなのかなとも思われますが、いわゆるヤミ金からの高金利の借り入れを一掃できるなら年利29.2%は十分低金利なのです。